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花粉症治療と歯科の関係

こんにちは、花粉症の方は大変な季節になりましたね。

僕もこの時期は毎日薬を飲んでますし、マスクをつけた上で空気清浄機の作動している診療室にいるので、診療には差し支えないのですが…やはり大変ですよね (・_・;)


さて、タイトルについてですが、

「シダキュアⓇ」などの薬を使って、「舌下免疫療法」を行っている方にぜひ知っておいていただきたいことがあります。

この舌下免疫療法中に、抜歯や歯周外科といった「お口の中に傷ができる処置」を行うと、重篤な副作用につながることがあります。

ですので、この治療を行っている方は、安全な歯科治療のためにご申告をお願いします(^^)/


・舌下免疫療法とは

アレルギーの原因物質(アレルゲン)を少しずつ舌下から体内に吸収させることで、アレルギー反応を弱めていく治療法です。現在はスギ花粉症(シダキュアⓇ)、ダニアレルギー(ミティキュアⓇ)の治療に使われています。薬を数年服用する必要があります。


・どういった副作用なのか?

シダキュア・ミティキュアの添付文書には、以下のような注意書きがあります。

抜歯後等口腔内の術後又は口腔内に傷や炎症等がある場合は、口腔内の状態を十分観察し、本剤投与の可否を判断すること。〔口腔内の状態によっては本剤の吸収に影響を与えるおそれがある。また、本剤が傷や炎症部位に刺激を与えるおそれがある。〕


言い換えると、お口の中に傷があると、そこから薬剤が直接吸収されてしまうため、強いアレルギー反応により腫れなどが生じる恐れがあるんですね。

特に奥歯付近で強い腫れが生じると、呼吸を妨げるため最悪の場合は窒息につながる可能性も否定できません。


・必要以上に恐れる必要はない

とはいえ、舌下免疫療法を行っているからといって、「歯科治療を受けられない」など必要以上に恐れる必要はありませんし、自己判断で薬の服用を中止する必要もありません。

もし舌下免疫療法を行っている患者さんで、抜歯などの処置が必要な場合は休薬期間などを主治医の先生としっかり相談させていただいた上で対応いたしますので、安心してくださいね(^^)


また、花粉症で抗ヒスタミン薬(アレグラなど)の服用は、歯科治療には影響はありませんので安心して受診してください。飲まないと歯科治療を受けるのも大変ですよね(・_・;)


この舌下免疫療法と歯科治療の関係については、歯科関係者でもまだ周知が十分とはいえず注意が必要なので、今回ブログにさせていただきました。


【まとめです】

・シダキュア(またはミティキュア)による舌下免疫療法中の、抜歯や歯周外科治療には注意が必要です。必ず歯科医師にお申し出ください

・歯科治療ができなくなるわけではないので、過剰に恐れる必要はありません

・今後舌下免疫療法を行う予定の方は、かかりつけ歯科にも一度ご相談いただけると安心です


ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)

記事を書いた人 佐々木俊(奥州市 ささき歯科医院 歯科医師)

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